電脳コイル(9)

あらすじ:

夏休みが終わり新学期が始まった。
イサコは裏切り者として、元”信者”たちから石を投げつけられるほど恨まれていた。それでもイサコは”声”からの命令に従い、キラバグを集め続けた。そんなある時、掲示板にイサコを囮にした書き込みがあり、そこに"メガネ"をかけた子供たちが集まり始める。

いよいよ8年前の事故について真相に迫る!
10巻へ続く。

電脳コイル(8)

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あらすじ:

女王として祭り上げられていくイサコ。そんなイサコの鼻を折ろうと観音小の<3人組>は掲示板にイサコの過去について書きこむが、何者かによってすぐに消されていく。そして、<3人組>のうち二人は何者かによってメガネを壊されてしまう。
すっかり”信者”たちによって骨抜きにされてしまったイサコを、ヤサコたちの<コイル探偵局>と<大黒黒客>は、ある計画を実行する

夏休みも残りわずか。イサコやおばちゃんを裏で操る人物、7年前の神隠しの事件について調べるのを邪魔する<コイル探偵局>と<大黒黒客>の敵は一体何者なのか。夏休みも終に近づく中、いよいよ物語もクライマックスへ一直線か。第9巻へ続く。

電脳コイル(7)

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少し間があいたけど、電脳コイル第7巻読了。

あらすじ:

一部の子供たちに崇拝されているイサコは、彼ら彼女らからしばらく身を隠すことにした。
そんな時、<大黒黒客>と<コイル探偵局>は、観音小の<三人組>がイサコとヤサコに復讐するためにある作戦を企んでいることを知る。その作戦のことを知らせるためにイサコを探すが見つからない。イサコを見つけられないまま、二度目の赤い柱のサインが立つ・・・。

小説版オリジナルストーリー。
夏休みに起きたイサコを崇拝する事件。意外な結末に終わり、その後どうなるか。電脳コイルはいつも期待させてくれる終わらせ方をしてくれる。

電脳コイル(6)

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全13巻の電脳コイルもいよいよ折り返し地点。
メガネが使える最後の夏休みが始まって間もない夏祭りで、ガスボンベが爆発するという事故が起こった。祭りではメガネの持ち込みがタブーとされていて、また、赤い柱が立つと災厄がもたらされると言われている。事故が起こる少し前、赤い柱が見えたという目撃証言もあったため、誰かが祭りにメガネを持ち込んだせいでガスボンベが爆発する事故が起きたのではないかと噂されていた・・・

あらすじ:

お祭りでの一件以来、大黒市の大人たちはメガネをかけた子供たちの事をより注意を向けるようになった。そのため、<コイル探偵局>と<大黒黒客>たちは、7年前に起きた子供たちが神隠しに会った事件について調べるのを中止することにした。しかし、そんな時、イサコとハラケンを除く<コイル探偵局>と<大黒黒客>が、メガネや電脳ペット、電脳空間の管理を行っているメガマス社へ招待される。
 一方ハラケンは、2年前はざま交差点で事故に会った芦原カンナのお父さんから渡された(カンナの)メガネと、合宿の肝試し中、真っ赤な夕日の学校の校舎で聞いた道順を頼りに、カンナのメガネの秘密を探っていた。
そしてイサコは、大人たちから祭りの日メガネを持ち込んだから赤い柱が立ち事故が起きたのではないかと疑われる一方、サッチーを倒すほどの電脳力の持ち主なので救世主なのではないかと子供たちの間で噂にもなっていた。

7年前の事件を調べているうちに、どんどん事件や事故に巻き込まれていく<コイル探偵局>と<大黒黒客>、そしてイサコ。7年前と同じ事故を起こしてはいけないと、事件を調べる子供たちを阻止しようとする空間管理局の原川タマコ(おばちゃん)。
メガネが使えるのは今年が最後。それまでに、彼らがなくしたものを取り戻すことができるのだろうか?7巻へ続く

電脳コイル(5)

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あらすじ

電脳肝試しで起きた事故について、子供たちの親は「メガネを使うときは気をつけろ」と言う他に、「行方不明になった子供が居る」と不思議なことを言い始めた。この肝試しでの事故をきっかけに、大黒市でも昔も同じような事件が無かったかと調べはじめる<コイル探偵局>と<黒客>。しかし、そこへ逆ハッキングしたりと邪魔をするものが現れる。
そんな中、夏祭りに一緒に行こうとイサコから<黒客>へとメールが届く。普段友達と一緒に行動したりしないイサコからのメールに、また何かをたくらんでいるに違いないと疑い、<コイル探偵局>と<黒客>全員が集まり祭りに行く。しかし、そこで事件が起きる。

8年前にゼロ型のメガネが4人の選ばれた子供たちに渡された。その1年後にある事故が起き、1台のメガネが完全に壊れる。2年前に、無人の電脳自動車が誤作動によって、芦原カンナが命を落とす事故が起こる。そして今、大黒市に二人のユウコ(ヤサコとイサコ)が引っ越してくることによて、大黒市が少しずつおかしなことになり始めた。7年前の悲しい事故がまた起きないためにと、子供たちの行動に警戒する空間管理局の原川玉子。(8年前の選ばれた子供たちの一人。)

ハラケンに渡されたカンナのメガネ。これは、7年前の事件を解く鍵となるのか。イサコは誰の命令で動いているのか。6巻に続く。

電脳コイル(4)

ついつい続きが気になり、あっという間に読み終わってしまった。
今更だけど、この本もブギーポップと同様、ザッピングシステム(主人公の視点が切り替わるシステム)です。一人称が「わたし」なら小此木優子(ヤサコ)、原川玉子。「あたし」なら天沢勇子(イサコ)。「ぼく」なら原川研一(ハラケン)。

電脳コイル 4 (トクマ・ノベルズEdge)
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「私たちが失ったものをメガネが見せてくれる」

あらすじ

最後の夏休みが始まった。イサコは<電脳探偵局>と<大黒黒客>を電脳生物部の合宿の夜、電脳肝試しをしている間、廃工場(3巻参照)から学校に逃げ込んだイリーガルを探し出しキラバグを取り出そうと企んでいた。
キーを挿したままのイリーガルは結晶を始めていて、肝試し中の<電脳探偵局>と<大黒黒客>のメガネをかけた子供たちのメガネに影響を与え始める・・・

子供たちの間で噂になっているミチコさん。なんでも願いをかなえてくれる代わりに”あっちの世界”に連れて行かれてしまう。
ミチコさんについては、すごくきれいな夕方の日に、いつも空間が安定しない”はざま交差点”でメガネをかけているとミチコさんに連れて行かれたり、メガネをかけていたらいつの間にか”あっちの世界”に連れて行かれて、自分の体が真っ黒な電脳体になってしまったりしているという噂がある。

合宿の夜に起きた謎の事件を、<電脳探偵局>と<大黒黒客>は一時休戦ということで夏休みの研究課題とし、調査を始めることにする。
イリーガルは、古い空間に住み着くただのバグなのだろうか?5巻に続く

哲学的ななにか、あと科学とか

3月11日に起きた東北大地震について、安全圏に居る自分は募金するか、ただ無事を祈ることしかできません。
しかし、多くの人は停電にもかかわらず、この大災害から立ち直るため会社へ、いつもどおりの生活を送っているため、自分もいつもどおりの生活を送ろうと思います。

哲学的な何か、あと科学とか
飲茶
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哲学について、わかりやすく解説された本です。
数学や物理、科学や量子力学といった話から少しずつ哲学の話に入っていきます。
「哲学的ななにか、あと科学とか」
http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/


 なにやら難しい話だと思われるが、例えば、あなたは「線」を見たことがあるだろうか?「線」は”太さを持たない”と定義されているため、紙の上にいくら細い「線」を書いても、拡大すれば太さがあるためこれは線とは言えない。なので「線」は見ることも書くこともできないのである。
 では、紙の上に炭素原子(鉛筆の成分なので)を綺麗に一列に並べたらそれは線といえるだろうか、それとも、原子が並んでいるだけだから原子だろうか??
 ・・・・とか言ってると、ひねくれものだと言われるので世の中ある程度は妥協が必要である。
 
 
 自分が見ている赤色(#FF0000)は、他の人には自分が見ている青色(#0000FF)かもしれない。
 他の人たちは実は心がなくて、脳の働きによって機械的に反応を示しているのかもしれない。(哲学的ゾンビ
 この世界は何が起きるのか予めプログラムされているのかもしれない。
 もしかしたら、この”宇宙”はどこかの水槽のような中で、人間や動物たちはその中で暮らす、実験用のマウスの一匹のようなものかもしれない。
 ”魂”や”意識”と呼ばれるもの存在は存在するのか
 はるか遠い未来。宇宙が無くなり、本当に何もかもが無くなり、また無の世界になったら・・・・・・・・

 
 哲学は色々と想像させてくれて面白いです。