電脳コイル(6)

電脳コイル〈6〉 (トクマ・ノベルズEdge)
宮村 優子
徳間書店
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全13巻の電脳コイルもいよいよ折り返し地点。
メガネが使える最後の夏休みが始まって間もない夏祭りで、ガスボンベが爆発するという事故が起こった。祭りではメガネの持ち込みがタブーとされていて、また、赤い柱が立つと災厄がもたらされると言われている。事故が起こる少し前、赤い柱が見えたという目撃証言もあったため、誰かが祭りにメガネを持ち込んだせいでガスボンベが爆発する事故が起きたのではないかと噂されていた・・・

あらすじ:

お祭りでの一件以来、大黒市の大人たちはメガネをかけた子供たちの事をより注意を向けるようになった。そのため、<コイル探偵局>と<大黒黒客>たちは、7年前に起きた子供たちが神隠しに会った事件について調べるのを中止することにした。しかし、そんな時、イサコとハラケンを除く<コイル探偵局>と<大黒黒客>が、メガネや電脳ペット、電脳空間の管理を行っているメガマス社へ招待される。
 一方ハラケンは、2年前はざま交差点で事故に会った芦原カンナのお父さんから渡された(カンナの)メガネと、合宿の肝試し中、真っ赤な夕日の学校の校舎で聞いた道順を頼りに、カンナのメガネの秘密を探っていた。
そしてイサコは、大人たちから祭りの日メガネを持ち込んだから赤い柱が立ち事故が起きたのではないかと疑われる一方、サッチーを倒すほどの電脳力の持ち主なので救世主なのではないかと子供たちの間で噂にもなっていた。

7年前の事件を調べているうちに、どんどん事件や事故に巻き込まれていく<コイル探偵局>と<大黒黒客>、そしてイサコ。7年前と同じ事故を起こしてはいけないと、事件を調べる子供たちを阻止しようとする空間管理局の原川タマコ(おばちゃん)。
メガネが使えるのは今年が最後。それまでに、彼らがなくしたものを取り戻すことができるのだろうか?7巻へ続く