電脳コイル(5)

電脳コイル〈5〉 (トクマ・ノベルズEdge)
宮村 優子
徳間書店
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あらすじ

電脳肝試しで起きた事故について、子供たちの親は「メガネを使うときは気をつけろ」と言う他に、「行方不明になった子供が居る」と不思議なことを言い始めた。この肝試しでの事故をきっかけに、大黒市でも昔も同じような事件が無かったかと調べはじめる<コイル探偵局>と<黒客>。しかし、そこへ逆ハッキングしたりと邪魔をするものが現れる。
そんな中、夏祭りに一緒に行こうとイサコから<黒客>へとメールが届く。普段友達と一緒に行動したりしないイサコからのメールに、また何かをたくらんでいるに違いないと疑い、<コイル探偵局>と<黒客>全員が集まり祭りに行く。しかし、そこで事件が起きる。

8年前にゼロ型のメガネが4人の選ばれた子供たちに渡された。その1年後にある事故が起き、1台のメガネが完全に壊れる。2年前に、無人の電脳自動車が誤作動によって、芦原カンナが命を落とす事故が起こる。そして今、大黒市に二人のユウコ(ヤサコとイサコ)が引っ越してくることによて、大黒市が少しずつおかしなことになり始めた。7年前の悲しい事故がまた起きないためにと、子供たちの行動に警戒する空間管理局の原川玉子。(8年前の選ばれた子供たちの一人。)

ハラケンに渡されたカンナのメガネ。これは、7年前の事件を解く鍵となるのか。イサコは誰の命令で動いているのか。6巻に続く。