電脳コイル(2)

電脳コイル 2 (2) (TOKUMA NOVELS Edge)
宮村 優子
徳間書店
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あらすじ:
前回の電脳戦争で壊れたメガネを修理費を稼ぐため、メタバグ(電脳物質のバグの結晶。大黒市でしか手に入らないため高価で取引されている)を集めているダイチ率いる大黒黒客(大黒ヘクター)。そこに、天沢勇子(イサコ)が、仲直りのしるしにメタバグの鉱脈がある場所へ一緒に行こうと話を持ちかける。
イサコの動きが怪しいと思ったコイル探偵曲のフミエと小此木優子(ヤサコ)はイサコたちの後をついて行くが、そこで思いもよらぬ事が起こる。

今回も多少は違うがアニメとほとんど同じだが、プロローグで、現在空間管理局で働いているある人物が初めてメガネをかけたときの話をしている。

それは今から8年前。ある会社の最上階の会議室で、わたしを入れた4人の子供たちにメガネが渡された。それはまだ試作品型(マイナスモデル)で、実際に使ってみて意見を参考に作り直す・・・つまり、この4人の子供たちはモニターである。
今から7年前、ある事故が起きて4つのメガネのうち1つが完全に壊れ、残り3台はばらばらになった。
あのメガネは欠陥品でだった。だからもう二度とあの悲しい出来事を起こさないために、わたしは残りのメガネを回収しなければならない。1台は自分の手元にあるから残り2台。

メガネが使えるのは今年1年しかない。ヤサコやイサコたちは”失ったもの”を取り戻すことができるのだろうか?