電脳コイル(11)

あらすじ:

膨大なキラバグを使い、”あっちの世界”への入り口を開いたことによって、大黒市の空間は不安定となりあちこちでイリーガルや古い空間が増え始めていた。
集めたキラバグを使い果たしたイサコは、最後の手段として”声”と会うことにした。そして、目の前に現れたのは・・・
一方、昔の友人を探しておばちゃん(原川タマコ)は西陽海へと向かった。

あまり書きすぎるとネタバレになるので自重する。

メガネのタイムリミットが近づくにつれて、<メガネ>をかけた子供たちは焦り、不安になり始めていた。
メガネの有効期限は13歳の誕生日まで。13歳になると電脳物質が見えなくなると言われているが、それでもメガネをかけ続ける者たちがいる。彼らは<メガネ流民>と言われている。<メガネ流民>には2種類あり、有効期限がとっくに過ぎているにも関わらず電脳物質が感知できる<能力型>と、見えないけれどメガネに依存し続ける<依存型>。この、<能力型>と<依存型>にも見えない溝があり、<依存型>は<能力型>のメガネを求めてメガネ狩りを行っているという。

今、大黒市で起きている事件は<メガネ流民>の<依存型>によるものの仕業という噂も流れているが・・・・12巻へ続く。