電脳コイル(1)

電脳コイル〈1〉 (トクマ・ノベルズedge)
宮村 優子
徳間書店
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本作品を知ったのは、今から4年ほど前放送されたアニメでした。しかし、小説の方は、ストーリーや設定がアニメ違うので読むときは注意。ちなみに、アニメは全話見ましたが、夏休み以降(第17話)から専門用語(ヌルや電脳コイル)を連発されてついていけなくなりました。子供たちの噂のミチコさんは何だったのか?イサコがよく見る鳥居の夢はどういう伏線だったのか?4423は・・・?最後2話に突然現れたヤサコの金沢時代の親友、マユミ(参考)は誰だったのか?
 その辺の謎を解決するため、小説の方を読み始めました。

あらすじ:
202X年の近未来。子供たちは電脳メガネと呼ばれるメガネを使って、インターネットや電話、電脳ペットなど、いつもの世界とは少し違う世界を楽しむことができる。しかし、アニメとは違い、メガネには有効期限があり6年間(7歳から13歳の誕生日)までしか使えない。そして、期間中に完全に壊れてしまうとそれっきり使えなくなってしまう。

小此木優子(イサコ)は西陽海(いるひめ)市から大黒市に引っ越してくると、謎の黒い物体(イリーガル:電脳世界のバグが大きくなった物)と遭遇する。追いかけていると、天沢勇子(ヤサコ)にぶつかってしまい、サッチー(違法電脳体駆除ソフト。メガネに違法なプログラムがダウンロードされていると、そのメガネを破壊されてしまうので子供たちの天敵)から助けてもらう。そして、イリーガルを追いかけていたデンスケ(イサコが7歳の誕生日にメガネと一緒におじいちゃんからプレゼントされた電脳ペット。メガネをかけていないと見えない)は、イリーガルと共に古い空間に迷いこんでしまう。そこで、「電脳探偵」を名乗るフミエに、デンスケを助けてもらう。(フミエも、過去に電脳ペットを失ったことがある)

それから学校が始まり、イサコと一緒にヤサコも転入する。イサコはヤサコと仲良くしようとするのだが、ヤサコはイサコの大人ぶった優しさを嫌がる。
ヤサコの態度が気に入らないダイチ(クラスのガキ大将。黒黒客(ダイコクヘクター)と呼ばれるグループのリーダー)が勝負を仕掛けるのだが・・・

1巻では、ヤサコが引っ越しする前の話やメガばあについてなど、設定は違うが、大体アニメとストーリーは同じだった。キャラクターは、少ししか出てこないが、猫目(13歳以上だが、電脳メガネをかけている)や主要キャラの一人、ハラケン(イサコとヤサコが会っただけだが)登場する。物語は、ヤサコが電脳探偵局に入り、ハラケンが「カンナ」を探して南区(大黒市は線路を挟んで北区と南区で分かれている。しかし、南区は古い空間が多く、危険だと言われている)に行く所で終わってしまうのだが、それからどうなるのかが気になり早く続きが読みたいところである。
面白くて、つい一気に読んでしまった。

参考
電脳コイル公式ページ(小説)h[ttp://www.tokuma.co.jp/coil/index.html:title=ttp://www.tokuma.co.jp/coil/index.html]
wikipedia電脳コイル」(一部ネタバレ注意):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E8%84%B3%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%AB
電脳コイルテンプレまとめ@wiki
http://www36.atwiki.jp/dennou-coil/
電脳コイル調査報告書http://www.coil.my-sapporo.com/