遺書―5人の若者が残した最期の言葉 (幻冬舎文庫)

内容:

彼らはなぜ死を選択したのか?生と死の狭間で揺れる若者5人の葛藤を同世代の目線で描き、いじめや鬱による自殺の真実に迫る。実物の遺書と遺族からの返信の手紙を全文掲載し、命の価値、家族のあり方を問う。つらい経験を自らの力に変え、前向きに生きようとする遺族への取材も新たに収録。生きることの大切さを伝える完全ノンフィクション。

(引用:Amazon アクセス:2011/1/24)
書くべきか、書かないべきか悩んだ一冊。
しかし、内容が少し衝撃的だったため忘れないように書いておく。

5人の若者というのは、レビューにも書いてあるとおり、13歳、13歳、14歳、19歳、25歳、の5人。彼らはまだまだ若いのに、なぜ死を選んだのか?本人の口からどういう心情だったのか、何が原因だったのか聞き出すことができないため残された家族は、最後のメッセージでもある遺書からその真実を探る。家族のその時の心情や、どのようにして立ち直ったか、そして今はどうしているのかを書いた本である。
最後に書いてある、家族からの遺書にあてた返信の手紙は読むのが辛かった。

自殺する理由は人それぞれである。しかし、残された家族や友人が悲しむ事を考えて、自殺という選択をする前に一度相談してほしい。そんな本である。